小鹿酒造の焼酎の中で、最も愛されているレギュラー酒。新鮮で良質なさつまいも「黄金千貫(コガネセンガン)」を用いた、ふわっとした香りと、ほのかですっきりとした甘さをもち、毎日の晩酌にも飽きのこない芋焼酎です。
天の恵み
小鹿のふるさと鹿屋市吾平町は、国見山、黒尊山、甫与志岳など照葉樹林に恵まれた国見山系の山々に囲まれています。ここに降る雨は森に降り、山にしみ込み、長い年月をかけて磨かれ地下水になります。
地下100メートルから汲み上げた、ミネラル分はもちろん、南国鹿児島の空気感まで溶かし込んだこの清涼な水です。その水はどんなに高価な浄水器でも作れるものではありません。
大地の力
鹿児島の大隅半島は日本随一のさつまいもの産地。さつまいもが鹿児島に伝来してから三百有余年、鹿児島の大地はやさしく、また力強くさつまいもを育ててきました。
だからこそ鹿児島のいも焼酎たるもの、鹿児島の大地で育てられたさつまいもで造られなければ意味がないのです。南国の夏の太陽をいっぱい浴びて育ち、秋に収穫を迎え、小鹿酒造ではさつまいもの旬の時期にだけいも焼酎を仕込みます。大地の神様に叱られないために。いも焼酎に季節感があるのはそのためです。
直営農場約30ha、契約農家の農場約100haで小鹿酒造で必要なさつまいものすべてをまかなっており、仕込み計画に合わせて栽培していきます。
人の技とこころ
人間の技とはいうけれど、実際に蔵に入れば人間の力なんて本当にちっぽけなものなだと感じます。出来ることは本当に限られていて、自然の力を借りなければどうにもならない。その自然の声をきちんと聞くことができるという能力、それが杜氏の経験と勘なのです。それは手作りの小さな蔵でも機械を使った大きな蔵でも同じこと。麹の声を、もろみの声を、五感を研ぎ澄まして見守るしかないのです。


【お湯割り】
いも焼酎は温かく飲むのがおいしいんですが、一番手軽なのはお湯割りです。まずグラスにお湯を入れます。5:5のお湯割ならお湯が80ºCから90ºCになるまで冷まします。そして焼酎小鹿を注ぎます。お湯割りは40ºCから50ºCになるようにするのがベストです。6:4、7:3の時でもこの温度になるよう、お湯の温度を調製してください。
なお、お湯は水道水ではなく、井戸水や飲用の湧き水、市販ののミネラルウォーターを沸かしたものにしてください。お湯割りのお湯専用ポットを用意すると便利です。
【水割り】
焼酎小鹿の水割りは、思わず飲み過ぎるので注意が必要です。少し濃い方がいいでしょう。飲み易すぎてちょっと物足りないかもしれません。
【お燗】
お銚子に焼酎:水を5:5で入れます。これを日本酒でいう熱燗(50ºC弱)にしてください。お湯割りで感じることがあるアルコールの刺激が弱まり、甘露になります。
小鹿酒造YouTubeチャンネル(TVCM等)


原料:さつまいも(コガネセンガン)/米麹/白麹
度数:25 度
容量:1800 ml
蒸留:常圧蒸留